菜の花のプリザーブドフラワー加工

花市場から菜の花が入荷しました。昨年の試作結果と比較してみたいと思います。

菜の花の”ぷりグルー”加工菜の花のプリザーブド加工引き上げ直後

(左)”ぷりグルー”加工したところ (右)引き上げ直後 

菜の花をワイヤーをインソーション菜の花のジョイントしたところ

(左)ワイヤーをインソーションしたところ (右)ジョイントしたところ

菜の花生花

菜の花生花

おふき:菜の花を水揚げしてると、春がそこまで来てるって感じですねぇ〜。
KYOKA:雪が降ったりで寒い日もありますが、朝の散歩でも春を感じますよ。樹木の枝はそれぞれに出番を待ちながらシッカリ準備して神秘的です。この前、農家のおじさんに菜の花かと思って貰ったら葉の形が違ってたんです。アブラナ科の野菜は殆ど同じような花の咲き方なんですね。百科事典で調べて勉強になりました。
おふき:ここにある花も菜の花かと思ってました。良く見ると葉の形がちがいますよね〜。
KYOKA:春を代表する花でもあり、昨年と比較する為にも菜の花を作ってみましょう。
おふき:昨年は確か・・葉物用の“一液くん”でしたが、今回は洋蘭&草花用で?
KYOKA:そうですね〜。葉の部分は葉物用になるべく長く浸して下さい。茎が太いけど長く浸せばシッカリ仕上がりますよ。きっと!
おふき:花の下の方に沢山の蕾がありますから少し残してカットしますね。
KYOKA:加工後の茎にワイヤーを入れにくい心配があるので、裸ワイヤー24番ぐらいを1本インソーションしておけば、葉の部分とのジョイントが簡単では?
おふき:いいアイデアですね! そのようにしてみます。茎の太い葉は葉物用に浸しますが、細い葉の部分をチョットだけ花と一緒に浸してみますね。今回は“アートぷりグルー”で花と一緒に試してみたいので。染料の色は菜の花色がいいですよね?蕾や葉の部分の着色のためにも。
KYOKA:おふきさん、鋭い! 黄色は緑色に染めやすいですものね〜。
おふき:葉や茎の部分も一緒なので2週間ぐらいはジックリ待ちますね。
KYOKA:待った甲斐がありましたね〜。よく浸透してるじゃないですか。
おふき:艶があった方がいいので、加工残液と“アートぷりグルー”を半々に混ぜてアートしますね。黄色の花びらには調色前の混合液をスプーンで少しかけてから萌葱色と菜の花色を混ぜて調色しましたよ。蕾や葉・茎などを着色したら本物そっくりになりましたね! 
KYOKA:シッカリ着色するためには2回ぐらい繰り返した方がいいかもよ。
おふき:あ、ホントだ! 色合いが深くなりますねぇ〜。
KYOKA:乾燥すると固くなるので、花茎に刺したワイヤーを下の茎に刺してジョイントして下さいね。
おふき:簡単に1本の茎になりましたよ。グッドアイデア!他の花にも利用できますね。完全乾燥してみないと解りませんが、今の時点では洋蘭&草花用“一液くん”の方が完成度がいいように思えます。“アートぷりグルー”の効果かも?
KYOKA:花びらや葉などにもしなやかさが残って、昨年よりもグッドではありませんか! 皆様にも“アートぷりグルー”との相乗効果を楽しんで頂きたいですね。

記事 yuka : 2006年02月08日 13:06

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コメント

久し振りにHPのぞきました。新着情報いつも楽しみにしています。菜の花のジョイントとは又・・・先生の発想は無限ですね (^。^)

投稿者 チョコランタン : 2006年03月13日 22:44

チョコランタンさん、ようこそ!お久しぶりで〜す。書き込みのはしごをして頂いて楽しく嬉しく拝見しました。今回はいつもの鋭い質問はなかったですね〜? ジョイントは花の部分と葉や茎などの色が全然異なるときのテクニックなんです。加工後にワイヤーを入れにくい茎でも前処理すれば簡単にできます。特にデリケートな花のフィーリングを表現したい時に役立ちますね。ジョイント部分が不自然な場合は今まで和紙を 部分貼りしてから加工残液を筆で塗っていましたが、 これからはぷりグルーと染料を混ぜて塗ればOKかと 思いますよ。是非お試し下さい。有難うございました。

投稿者 kyoka : 2006年03月15日 09:06




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