クラウン咲きチューリップのプリザーブド加工方法

以前、こちらのギャラリー・ブログにて公開いたしました、大阪府・近藤様御夫妻からご依頼いただいたクラウン咲きチューリップのブーケ・ブートニア作成の加工工程を近藤様御夫妻の許可を受け公開させて頂くことになりました。

クラウン咲きチューリップは数ある花材の中でもアクが強く、プリザーブド加工に苦心しましたが、当社の加工液を使い綺麗に仕上げることができたのではないかと思っております。
この度、クラウン咲きチューリップなどのアクの強い花材のプリザーブド加工にご興味のある方のご参考になればと思い、使用した当社の加工液及び加工工程を、公開させていただくことになりました。
アクの強い花材のプリザーブド加工でお困り・お悩みの方は、ぜひご相談くださいませ。

ホワイトニング剤・ホワイトニング剤強化液を使用した前処理工程後の写真です。通常、他の花材であれば1度の前処理工程で綺麗に漂白できるのですがクラウン咲きチューリップはアクが強く綺麗に漂白できませんでした。

再度、ホワイトニング剤・ホワイトニング剤強化液に浸し、京淡彩スーパー1液くん(白花色)に10日間浸した後、弊社オリジナル仕上げ剤に白の染料を混ぜて浸したところ、写真のような白さに仕上げることが出来ました。

加工工程で崩れた花のフィーリングを一輪づつ丁寧に整形しました。当社オリジナル商品 ミラクルパウダー・ミラクルジェルを混ぜて花びらを重ねて整形!!

葉と茎の加工です。
リーフは茎を少し残したままホワイトニング剤ホワイトニング剤強化液にて前処理し、保湿剤のフレッシュアートぷり液スーパー1液くん(染料入り)青竹色に10日間浸して引き上げ後、葉のフィーリングを保つため、化繊綿を挟んで乾燥しました。

仕上がりの花と葉の写真です。

ご依頼主ご希望のクラッチブーケスタイルに合わせてデザインしました。前方と後方からの写真です。
 取っ手の位置はレースリボンで仕上げました。

湿気や色褪せからも守る ブーケケースにいれてお届けしました。

2023年07月28日